企業研修

updated: 2024 

動画研修とは?メリット・デメリット、実施する際のポイント

動画研修とは?メリット・デメリット、実施する際のポイント

近年、動画研修を取り入れる企業が増加しているのをご存じですか?リモートワークの推進や新型コロナウイルスの感染リスクなどの影響から、「集合しない研修」として動画研修が選ばれるようになってきています。

しかし、まだ動画研修を実施したことがない企業にとっては、「本当に動画研修で効果を得られるのか」「動画研修では社員のためにならないのでは」など、さまざまな疑問があることでしょう。

そこで、本ページでは動画研修のメリットやデメリットについて解説していきます。動画研修を成功させるためのコツもあわせて紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

 

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動画研修を導入する企業が増加傾向にある

動画研修を導入する企業は年々増加傾向にあります。とくに2020年以降は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により急増しています。そもそも「研修」そのものがオンライン化されている状況にあり、必然的に動画研修の需要が上昇しているのです。

動画研修を導入する企業は今後も増加していくことが見込まれますので、これを機に「動画研修」に関する知識を身につけておくことをおすすめします。とくに、「メリット」はもちろんのこと「デメリット」「リスク」などは、トラブルを避けるためにもしっかり理解したいところ。

今後動画研修を取り入れてみたいと考えている担当者の方は、これを機に動画研修に関する情報収集を始めてみてはいかがでしょうか。

動画研修を導入するメリット

企業としては、動画研修を導入する「メリット」は気になるところ。集合スタイルや対面スタイルの研修にはない魅力がどこにあるのでしょうか。

ここからは、動画研修にメリットがあるのかを詳しく解説します。

コストを抑えやすい

動画研修を導入するメリットとしてまず挙げられるのが、「コストを抑えやすい」という点です。

これまでの定番であった「集合・対面スタイルの研修」は、会場をおさえたり、外部の専門家に講習や進行を依頼したりする必要があり、かなりコストがかかっていました。

この点動画研修の場合は、必要最低限のコストで済みます。動画研修は参加者が集合しませんので、撮影用のスペースさえ確保できれば、会場は当然不要です。

また動画制作だけであれば自社で対応できることも多く、外部への委託コストも削減できます。外部へ委託する場合でも、オンライン上で依頼のやりとりが可能ですので、交通費や昼食代などを支払う必要はありません。

つまり、動画研修は従来かかっていたコストを大幅に削減できるのです。

社内の経済事情に不安がある場合、研修に多額のコストをかけるのは好ましくありません。コストを抑えた動画研修の導入がおすすめです。

参加者の定着率が高くなりやすい

意外なメリットではありますが、動画研修は定着率が高くなりやすいといったメリットがあります。
会場で実施する研修の場合、講師の解説に耳を傾けながらメモを取っていったり、もしくはその場で覚える必要があるでしょう。

動画研修の場合は、何度でも視聴できますので、メモで記録する必要はありません。その分講師の話に集中できますし、わかりにくかった部分は何度も復習できます。

さらに講師の映像と合わせて資料を同時に公開するなど、視覚効果の高い動画作成も可能です。その結果、研修内容の理解が容易になり、知識が身につきやすくなるので。参加者の定着率も高くなります。

大人数の参加者に対応しやすい

大人数の参加者がいても、対応しやすいのは動画研修ならではの魅力でしょう。
会場に多数の参加者が集う場合、大規模な研修に対応できる広い会場が必要です。その場合、当然コストが高くなってしまいますし、参加可否の確認や受付の手間などあらゆる負担が大きくなります。
複数の支店・店舗の研修を一斉に行う場合などは、規模が大きくなりやすいため上記のような問題が発生しがちです。

一方、動画研修の場合、参加者はだいたい自宅で映像を視聴します。つまり参加者がどれだけ多くても、受付係が対応に追われバタバタすることはありません。また、なんらかのトラブルで実施時間に遅れが出ることもありません。

動画コンテンツさえ完成すれば、何人の参加者がいても研修を実施できますので、規模の大きい研修が多い企業にもおすすめです。

時間や場所を問わずに参加できる

動画研修は、時間や場所がほぼ制約されないのが大きな魅力です。

動画を視聴するだけの研修で、しかも動画がアーカイブされいつでも見返せる仕組みなら、参加者は自分の都合に合わせて視聴できます。たとえば、「仕事終わりにカフェで視聴してみる」「休日の暇な時間に視聴する」「移動時間で視聴する」など、さまざまな視聴方法が選べるのです。

日々忙しく過ごしている参加者にとって、時間や場所を問わずに参加できる点は、従来の研修にはなかった大きな魅力といえるでしょう。

そのうえ、会場までの移動負担がなくなることで「交通費が不要になる」「移動時間を気にしなくていい」といったさらなるメリットを得られます。

参加における心理的ハードルが低い

「参加における心理的ハードルが低いこと」も動画研修のメリットです。

研修参加者の中には、人づきあいが苦手な方や、親しくない方とのコミュニケーションに抵抗を感じる方もいるでしょう。そのような事情を抱えている場合、研修参加に対する心理的ハードルが高くなってしまい、「参加率の低下」「積極的な参加姿勢になれない」など、さまざまな問題につながります。

しかし、動画研修の場合は基本的に他の参加者との接触はありません。そのうえ、身だしなみなども気にせず視聴できますので、気軽な気持ちで研修に参加できるのです。

参加における心理的ハードルが高いと、せっかく参加しても「消極的になってしまう」「内容が頭に入ってこない」など、さまざまな弊害が発生します。

あらゆる参加者に配慮するという意味でも、動画研修は魅力的な選択肢の一つといえるでしょう。

自分の都合に合わせて参加できる

すでに軽く触れましたが、自分の都合に合わせて参加できる点は、動画研修の大きなメリットです。あらかじめ研修のためのスケジュールを確保しておく必要がありませんので、空いた時間を活用して気軽に動画を視聴できます。

「自分の都合に合わせやすい」という点は、参加者だけのメリットではありません。企業担当者も研修当日にバタバタと対応に追われることがなくなります。動画研修であれば、参加者の「動画作成の計画や進行」「視聴履歴の確認」「研修後の定着率などの調査」などを行えば足りるのです。

それぞれの対応はオンライン上で完結することが多いため、「自分の都合に合わせられる」という部分は、企業側にとっても大きなメリットだといえるでしょう。

動画研修を取り入れるデメリット

動画研修には魅力的なメリットが数多くあります。しかし一方でデメリットがあることも忘れてはなりません。

ここからは、動画研修を取り入れる際のデメリットについて触れていきます。

直接コミュニケーションを図れない

動画研修の最たるデメリットが「リアルなコミュニケーションを図れない」という点です。

一般的な研修であれば、講義スタイルであっても「グループワーク」の時間が設けられたり、自己紹介の時間があったりなど、なにかとコミュニケーションをとる機会があります。

動画研修は基本的に「1人で視聴して学ぶ」というスタイルになので、他の参加者との交流はほぼありません。そのため、チームワーク向上を目的とした研修や、チームビルディングなどの研修は、動画研修に適していません。

質問・回答のレスポンスに時間がかかる

研修中に生じた疑問をその場で解消できないのは、動画研修のデメリットの一つです。

動画を視聴している最中に疑問を感じても、その場で質問したり回答を得たりできません。疑問点を解消したければ、後日あらためて担当者に確認する必要があります。

質問から回答のレスポンスの遅さは、積極的に学ぶ姿勢がある参加者にとっては不利な状況です。モチベーションの低下を招くリスクもありますので、チャットやメールなどで随時質問を受け付けられる仕組みを構築するなど、一定の工夫が必要でしょう。

参加者のネット環境によっては動画を視聴できない

動画研修の出来は、参加者のネット環境によって左右される面があります。
たとえば、「パソコンを持っていない」「安定した通信環境が整っていない」といった参加者がいる場合、快適な動画視聴が難しくなるでしょう。最悪の場合、動画が見られない事態もありえます。

ネット環境などの問題に対応できるよう、動画をDVDにコピーしたり、端末を貸し出すなどの対策が必要となるでしょう。

緊張感を覚えにくい

緊張感が持続しにくいのも動画研修のデメリットです。

動画研修となると自宅での視聴となりますので、リラックスした状態で臨めます。誘惑も多いので、緊張感が途切れがちです。

研修は、ある程度緊張感があったほうが集中力を維持できます。動画研修を行う際は、たとえば動画の内容をもとに作成したクイズを出題するなど、視聴者の緊張感を適度に刺激する工夫が必要でしょう。

動画研修を成功させるコツ

動画研修が初めての企業であっても、コツを把握しておけば成功できます。ここからは動画研修を成功させるためのコツを説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

テーマを細かくわける

動画研修を成功させるためには、テーマを細かくわけて作成しましょう。
あらゆる内容を1本の動画にまとめようとすると、動画が長時間になります。動画を長時間視聴するとなると、参加者の集中力が続かず、「端末の充電切れ」などのリスクも考えられます。

集中して動画を視聴してもらうためには、テーマごとに動画を複数に分けて、「サクッと視聴できる」といった配慮が大切です。

参加者の視聴履歴を残す

動画研修は、参加者からすると「視聴したのか、まだ視聴していないのか」の判断が付きにくいもの。視聴履歴を確認できればモチベーションを維持しやすくなります。

参加者によっては、動画の視聴を後回しにしたまま忘れてしまうこともあるでしょう。視聴履歴を残しておけば、参加者も「早く視聴しなければ」と緊張感を覚えますし、仮に視聴していなければ声をかけて視聴を促すことも可能です。

退屈にならないように工夫する

動画研修でとくに意識したいのが「コンテンツ」です。単純に動画を視聴しているだけでは、視聴者が退屈にして集中力が途切れてしまうことも。視聴者が退屈しないコンテンツ作りが大切です。

たとえば、インタビュー形式やクイズ、再現VTR風など、思わず見入ってしまうようなコンテンツ設計が理想的です。
とはいえ、自社だけでは動画の設計に不安を感じる場合もあるでしょう。その場合は、外部の制作会社に相談するなどして、柔軟に対応を進めてください。

まとめ

動画研修が初めての企業であれば、最低限メリットとデメリットは知っておきたいところです。動画研修の導入が決定しているなら、本ページで説明した「成功させるコツ」もチェックし、準備を万全にしておきましょう。

自社で動画研修の導入を検討している企業担当者の方は、本ページの内容を参考にしながら、自社に合った動画研修を進めてみてはいかがでしょうか。

 

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この記事を書いた人

IKUSA.jp編集部
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