防災企業研修

updated: 2024 

防災を学べる脱出ゲーム・謎解きなどのアクティビティを紹介!

防災を学べる脱出ゲーム・謎解きなどのアクティビティを紹介!

南海トラフ大地震や首都直下地震、台風、豪雨、洪水など、今後日本では、ありとあらゆる自然災害の発生に備えておかなければいけません。国や地方自治体が主導になって防災に関する啓蒙活動を行うことはもちろん、今後は企業単位でもBCP(事業継続計画)の策定や、定期的な防災訓練の実施など防災に関する啓蒙活動を行っていく必要があります。社員に対する防災意識の啓蒙のために注目されているのが、脱出ゲームや謎解きなどゲーム感覚で防災を学べるアクティビティの存在です。

 

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防災に関することを学ぶにはアクティビティが最適

防災に関することを学ぶには脱出ゲームなどのアクティビティが最適

防災が大事と知っていても、なかなか体に染みつかない場合もあります。「防災が大事」と頭では分かっていても、実際に災害が起きてからではないと意識的に取り組めないのが現状です。実際に、日本の防災意識が一気に高まったのは東日本大震災など、大きな自然災害が起きてしまった後です。

防災は今現在起こっていない、もしくは起こっても被害者にならないかもしれないというところに対する予防や対策になるので、その重要性や優先度が実際に被害者にならないと上がっていかないというのが現状です。

「じゃあ、レジャー感覚で楽しめるエンターテインメントの一つとして防災をテーマにしたアクティビティを作ってみてはどうか?」という流れで誕生したのが、防災をゲーム感覚で楽しみながら学べる誕生したのが防災アクティビティです。

防災意識を高めるために自分の時間を割くことは難しいけれど、楽しいイベントやレジャーであれば、時間を割けるという人も少なくありません。日本に防災意識を啓蒙する方法として、防災アクティビティが今後の防災意識啓蒙に役立つと注目されています。

ゲームだから楽しめる

ゲームですので、防災に関する知識を楽しく学べます。例えば、自社で防災訓練を行うにしても、「やらなければならない」という義務の意識が強くなってしまい、意識高く「よし!防災訓練しっかりやるぞ!」という社員の方はどうしても少なくなってしまうのが現実だと思います。

一方で脱出ゲームや謎解きゲームのような防災アクティビティであれば、ゲーム性や競技性があるので、一種の社内イベントのような形で楽しんで意欲的に取り組んでくれる社員の割合は多くなるはずです。ゲームなので、「やらなければならない」という義務の意識も薄れ、「楽しそう!」「やってみたい!」という気持ちになりやすく、楽しみながら学べるというメリットがあります。それも防災アクティビティが注目されるポイントの1つです。

親子で参加できる

企業は社員だけではなく、社員の家族に対しても防災対策支援などを行っている事が望ましいとされていますが、実際に社員の家族に対しての防災対策支援はほとんど行われていないのが現状です。

実際に20186月に東京商工会議所の災害対策委員会によって公表された『企業の防災対策に関するアンケート調査結果』によれば、社員の家庭での防災対策を支援している企業の割合はわずか10.9%となっています。防災アクティビティは親子でも一緒に楽しめる作りになっているので、こういったものを導入していくことで、社員だけではなく、社員の家庭での防災対策の支援にもつながります。

また、防災に関する知識を身に付けながら、親子の距離感を縮めるチャンスになることも期待できます。

防災を学べるゲームを見てみよう

防災を学べるゲームを見てみよう

ここからは、どのようなゲームがあるか見てみましょう。

ぼうさいダック

アヒルが描かれているカードを使った防災ゲームです。それぞれのカードには表面、裏面があり、表面には災害の絵が、裏面にはその災害に備えるためのポーズの絵が描かれてします。
まずは12種類のカードの表面と裏面を覚えるところからゲームがスタートします。その後、ファシリテーターの方がカードの表面の災害を読み上げて、その災害に対して適切なポーズを参加者全員が体で表現するという簡単なゲームです。仮に提示されたカードの表面に描かれた災害が「地震」であれば、裏面に書いてある頭を守るポーズをとります。
また、カードの表面が「落雷」であれば、裏目に描かれた「体を丸めて低くかがみ、耳をふさぐポーズ(接地面積を少なくし地面からの感電リスクを少なくするため)」をとります。このように「災害の時にはどんな姿勢が有効なのか?」を実際にやりながら、体で覚えられるのが特徴です。子ども向けのゲームに見えますが、企業や団体などで行われた実績もあります。

このつぎなにが起きるかな?

次に何が起こるか予想するゲームです。国土交通省の「水管理・国土保全」が出しているゲームなので、「すいがい編」と「つなみ編」の2種類があり、ADと書かれた29枚のカードを使って行います。
A
のカードには「地震が起こると」などの具体的な災害名が、Bのカードには「自分の家が津波に」という想定される具体的な被災場所が、Cのカードには災害によって被災場所がどうなってしまうのかという結末が描かれています。
そして、Dのカードにその結末を防ぐための対策が提示されているという作りです。また、このADのカードを使って「なにがおきるか ならべてみよう(防災7ならべ)」「とるとるカード(防災かるた)」「だいじょうぶでは ありません!(防災ババぬき)」という3つのタイプの遊び方ができます。
これにより「水害や津波が起こった時に、自分や家族の命を守るために何を想定して動けばいいのか」について学ぶことができます。カードができるスペースさえあれば良いので、会議室でもちょっとしたMTGスペースでしたい企業にもおすすめです。

クロスロード

阪神・淡路大震災が起こった時に、災害の対応をした神戸市職員などから聞き取った内容を参考にして作ったゲームです。(今現在は、「神戸編・一般編」をはじめ「市民編」や「高知編」「学校安全編」など他のバリエーションも販売されています)カードには阪神・淡路大震災の時に実際に合った被災現場の状況が描かれており、その時の対応についての質問にYESNOでそれぞれ答えます。

その後「なぜYESと答えたのか?」「なぜNOと答えたのか?」それぞれの考えをディスカッションし、「こんな時にどうするのか?」を参加者で話し合いながら対応を決めていくゲームとなっています。

実際に災害が起きた時の対処として、過去の事例が必ずしも正解とは限りません。そんな時に役立つのが「その場その場に応じて自分で考え、臨機応変に対応できるしなやかな思考能力」です。このゲームではそういった正解のない問いに回答する練習ができるという意味で非常に有効なゲームとなっています。

なまずの学校

地震などの災害が起こった時に、どのような対策をすると良いか予想するゲームです。「瓦礫に埋もれた少年」などの絵が提示されるので、そのトラブルを解決するために最も有効だと思われるカードを出し、点数を競い合うというゲームです。
子ども向けのように思われますが、「え?こんなものが役に立つの?」など、意外としらないけれど役立つ身近なものがわかったり、大人でも気づいたりできる箇所がある内容となっているため、保育園や幼稚園、小中学校だけではなく企業などでも活用されています。
それもそのはず。このカードゲームは実際に、阪神・淡路大震災や東日本大震災の被災者への調査結果を元に作られています。イラストはポップですが、楽しみながら実際に被災地で行われた生きた防災知識を身につけられるゲームとなっているのです。

IKUSAでも防災を学べるゲームを提供!

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防災を学べるゲームは、色々とあります。ここでは、どのようなゲームがあるか見てみましょう。

防災謎解き(脱出ゲーム)

いわゆる脱出ゲームです。脱出ゲームとは、問題を解きながらゴールを目指していくゲームです。ちなみに、IKUSAでは複数の脱出ゲームを用意しています。「揺れる会議室からの脱出」「崩れゆく会議室からの脱出」「災害都市からの脱出」という3種類があり、それぞれのシチュエーションや災害に関連した謎が提示されるので、チームで話し合いながら、その謎を回答し脱出方法を見つけるというゲームです。

制限時間があるため、ゲーム性や競技性もあり、大人でも夢中になれる作りになっています。ゲームを通して「どういう対応を取るべきか?」という防災意識や知識を高めることができるほか、謎を解き「気づいたら防災知識とチームビルディングができている!」というのが防災脱出ゲームの最大のメリットです。

また、ゲームの内容は災害発生時だけではなく、災害が発生する前の事前準備から災害発生後の避難生活、その後の生活再建などの内容も含んでいるので、一連の防災知識を楽しく得ることができます。「水害が起きやすい地域」であったり、「地震による影響を受けやすい地域」専用だったりと、地域ごとの内容に合わせてカスタマイズすることも可能ですので、地域特有の災害などがあり社員にそれを周知したいという企業にも最適です。

揺れる会議室からの脱出

企業のオフィスという室内を想定とした、脱出ゲームです。会議室のようなスペースでも紙とペンさえあれば簡単にできるので、企業研修や企業イベントに簡単に導入できるのが特徴です。

崩れゆく会議室からの脱出

巨大地震により破壊されてしまった会議室の耐震システムを、謎解きによって時間内(次の地震までに)に復旧させるというスリリングな内容になっています。オンライン版の防災謎解きゲームなので、リモートワークや離れた場所にいる社員同士でも実施しやすいのが特徴です。
リモートワークを推進している企業や、緊急事態宣言によって外出できなくなった社員たちで行いたい時に便利です。「社員+社員の家族」で参加して、オンライン上で学びの場を作ってもいいかもしれません。

災害都市からの大脱出

謎を解きながら災害都市から脱出するという、親子向けの脱出ゲームです。家族で一緒に取り組めるということから社内研修はもちろん、会社のイベントとして比較的大規模でも実施しやすいのが特徴です。

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防災運動会

運動会をしながら、防災に関する知識を身に付けられます。自宅でできる「おうち防災運動会」もあります。

ラリー形式で災害に関するクイズに答えて、その回答数で競う「防災クイズラリー」や、マネキンを使った人工呼吸など災害に関することが障害となった「防災障害物リレー」、「新聞紙が防寒に良い」など、災害時に役立つ身近なものが学べる「防災借り物競走」、 共助という考え方を学べる「避難所ジェスチャーゲーム」などなど、防災に関することが競技に自然と組み込まれているので、楽しく防災が学べます。

謎解きゲームやカードゲームと違って、実際にやってみて、実際に試してみて、失敗したりしながら体感で防災に関する知識を身につけられるというのが防災運動会の最大のメリットと言えます。企業の運動イベントや、地域との交流イベントなどに最適な内容です。

またリモートワークなど、運動イベントを開きにくい状況の場合には、「おうち防災運動会」というオンライン版の防災運動会があるので、そちらがおすすめです。

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まとめ

防災の知識を身に付けられるゲーム

防災の知識を身に付けられるゲームを紹介しました。防災は、いくら企業側がBCPの策定や、防災訓練など、防災に力をいれていても、受ける社員側が「時間がない」「面倒くさい」など、真剣に取り組まなければ意味がありません。

だからこそこれまでの「社員に真剣に取り組ませる」という考え方から、「社員が真剣に取り組みたくなる」という考え方にシフトすることが重要です。シフトすれば、万が一災害が襲ってきたとしても、行動に移しやすくなります。

自分や他の人を守るための方法の一つとして、今回ご紹介したようなゲームを使って楽しく防災が学べる「エンターテインメント×防災」という方法が注目されています。企業で社員一丸となって防災に取り組みたいが、なかなか社員のモチベーションを上げるのが難しい…という方は、ぜひ一度今回ご紹介したようなカードゲームや脱出ゲーム、謎解きゲーム、運動会のような競技性やゲーム性を持った防災アクティビティを取り入れてみてはいかがでしょうか。

※本記事の内容は2021年1月現在の情報です。

 

「やらないと」から「やってみたい」と思える防災へ。「あそび防災プロジェクト」は、謎解きやワークショップ、運動会などの体験型イベントを通して参加者が防災を学ぶきっかけをつくるプロジェクトです。サービスの詳細や具体的な事例は下記の資料でご確認ください。
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IKUSA.jp編集部
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