オンライン研修を成功させよう!今すぐできる工夫やありがちな課題

「新型コロナウイルスの感染リスクをふまえて研修をオンラインにしたい」と考えている担当者は少なくありません。
現在、日本国内外問わず、新型コロナウイルスが猛威を奮っている状況です。参加者が集まって研修を実施するのはリスクがあるといえるでしょう。
そんなときに便利なのが「オンライン研修」です。
しかし、オンライン研修は便利である反面、オンラインならではの課題も多くあります。今回はオンライン研修にありがちな課題や、成功させるための工夫などについてご紹介します。
オンライン研修にありがちな課題
まずは、オンライン研修にありがちな課題について解説します。
どのような課題が多く見られるのかをチェックし、今後実施するオンライン研修の参考にしてみてください。
「同僚」「同期」との関係を築きにくい
オンライン研修でありがちな課題であるのが、社内で関係を築きにくいといった点です。
自宅にいながら研修に気軽に参加できるのは魅力ですが、直接会っていない分、コミュニケーションに壁があるのが現状です。
同僚や同期との関係を築きにくく、せっかくオンライン上で顔を合わせても「同じ会社で働く者同士」といった感覚が芽生えにくいといえます。
とくに、新入社員も参加するオンライン研修では、人間関係の構築に課題を感じる場合があるでしょう。
受講者の集中力が途切れてしまう
オンライン研修では、受講者の集中力が途切れてしまいうといった課題があります。
実際に会場で参加する研修であれば、場の雰囲気も肌で感じられるものです。緊張感を持って受講しやすく、研修終了までしっかりと集中できることが多いでしょう。
しかし、オンライン研修の場合は、基本的に参加場所が自宅となります。オンラインでは会場のような緊張感のある雰囲気を感じにくく、むしろ自宅の雰囲気に影響されて集中力が欠けてしまったり、そもそも受講に対する意識が低くなってしまったりする可能性があります。
研修において、受講者の集中力が途切れる問題は深刻です。社内での研修定着率にも大きく影響することから、集中しやすい環境になるよう、プログラム内容を慎重に検討する必要があります。
音声や映像が乱れることがある
オンライン研修の場では、音声や映像の乱れなどが起こることがあります。講師の映像・音声が乱れるだけではなく、ディスカッションやレクリエーションなどのように「参加者同士」でコミュニケーションを図る際の音声・映像トラブルも多発しています。
多くの場合、使用機器の問題や、ネット環境になどによる影響です。いざ研修がスタートしてから音声や映像のトラブルが発生すると、円滑な研修が行えなくなるだけでなく、受講者の集中力にも関わります。また、スムーズに研修を実施できないことで、受講者がストレスを感じる場合もあり、いずれにせよ悪影響をもたらすことが考えられるでしょう。
使用する機器はもちろんのこと、安定したネット環境が確保できているかもチェックし、準備を万全にしてオンライン研修に臨むことが大切です。
当日の遅刻者が出やすい
当日の遅刻者が出やすいのは、オンライン研修ならではの課題です。
参加予定者のほとんどは、開始時刻までに研修に参加できるよう準備しています。しかし、一部の参加者には、特定ツールやアプリのログインで手間取ってしまったり、システムの機能面でつまずいてしまったりなど、さまざまな問題が見られるのが現状です。
中でも、「オンライン環境に慣れていない企業」「オンライン研修が初めての企業」などでは、当日の遅刻者が多い傾向にあります。
オンライン研修をスムーズに実施するためには、参加者全員が開始時間までにログインなどの手続きを済ませていることが重要ですので、当日の遅刻を回避するためにあらかじめ「ログインの練習」「手続きの方法」などを共有する必要があります。
発言者に偏りが出る
オンライン研修の意外な課題点であるのが「発言者に偏りが出やすい」といった点です。
実際にオンライン研修を始めてみると、積極的に発言する方と、発言に消極的な方とで分かれるケースが少なくありません。
オンラインに限らず、研修では全受講者が積極的に発言することが大切。とくに、オンラインの場は、もともと受講者同士での関係を深めることが難しいため、より積極的な発言・コミュニケーションが求められます。
オンライン研修の実施を検討しているのであれば、発言者に偏りが出る可能性をふまえて、プログラムや研修内容を検討してください。
オンライン研修を成功させるための工夫
オンライン研修を成功させるためには、いくつかの工夫を取り入れることがおすすめです。
具体的に、どのような工夫を取り入れればいいのか、以下からの内容を参考にしてみてください。
こまめにディスカッションの場を設ける
オンライン研修を成功させるためには、まずこまめなディスカッションの場を設けましょう。
「〇〇についてどのような印象を感じるか、5分ほど話し合ってみてください」
「△△はどのように考えるべきか、あらかじめ決めたチーム内で意見を5つ出してください」
など、短時間のディスカッションをこまめに取り入れることで、積極的なコミュニケーションを促しやすくなります。
ただし、全受講者が発言できるよう、ディスカッションするテーマ決めも重要です。
チャットで自由に発言してもらう
使用するオンラインツールにチャット機能があれば、受講者に自由にチャット上で発言してもらいましょう。
チャット上での発言は、受講者のアウトプットになるうえに、受講者同士でのコミュニケーションとしても期待できます。
「人前で自分の意見を発言することに抵抗がある」という参加者でも、チャット上であれば比較的発言しやすいでしょう。
また、その場で感じた疑問などもチャット上で発言することで、講師がその疑問に対して細かな説明をしやすくなります。いずれにせよ、メリットが大きい工夫といえるでしょう。
講師側は品質の良い機材を揃える
オンライン研修を実施するにあたり、工夫すべきなのが「使用機材」です。
とくに、講師側は品質の良い機材を揃えなければなりません。なぜなら、質の低い機材は、オンライン研修中の音声・映像の乱れといったトラブルを招くからです。
あらかじめ何度か機材のテストをして、配信で問題のない機材を採用しましょう。
事前に注意点やツールの操作方法などを共有しておく
スムーズにオンライン研修をスタートするためにも、あらかじめ注意点を共有しておくことや、ツールの操作方法やログイン方法などを共有しておくことが大切です。
オンライン研修に慣れていない受講者がいると、開始時間までにログインなどの手続きが進まず、遅刻してしまうリスクがあります。あらかじめ必要な情報を共有しておくことで、オンライン研修前のトラブルを回避し、予定通りに進めやすくなるでしょう。
オンライン研修に特化した企業に依頼する
オンライン研修を実施するなら、社内だけで完結するのではなく、「オンライン研修に特化した企業」に依頼することをおすすめします。
専門の企業は、経験や知識に長けているため、社内では見つけられなかった課題や注意点などをあらかじめ抽出し、企業に合った研修プランを立ててくれます。
また、研修当日もあらゆるサポートを受けられるため、トラブルのリスクを最小限にして実施できるでしょう。
オンライン研修に特化した企業でおすすめなのが、ユニークな体験型研修コンテンツを保有しているIKUSAです。
IKUSAの研修コンテンツの定番「リモ研」は、オンライン研修初心者の方におすすめの研修です。
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まとめ
オンライン研修は現代の企業にとって、徐々に定番となりつつある研修スタイルです。
しかし、まだまだオンライン研修に慣れていない企業がほとんど。あらかじめ必要な知識を得て、スムーズにオンライン研修を実施できるように準備しなければなりません。
本ページを参考にしながら、自社らしい素敵なオンライン研修を計画していきましょう。