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posted:2020 08.03

updated: 2023 03.06

研修でリーダーシップを向上させよう!内容や目的をご紹介

IKUSA.jp編集部
研修でリーダーシップを向上させよう!内容や目的をご紹介

変化のスピードが激しい近年のビジネスシーンにおいては、社員がいかにスピーディーに事業を進め、成果を求めていくかが企業にとって非常に重要です。そしてそこに必要になるのが、現場で指揮をとる人間のリーダーシップなのです。

リーダーシップを備えるための研修としてさまざまな企業で行われているのが、「リーダーシップ研修」。管理職に限らず、事業を主導する人間として統率力や管理能力などが求められる社員に対して実施されます。

今回はそのリーダーシップ研修について、内容や目的をご紹介します。お問い合わせはこちら

 

リーダーシップとは

リーダーシップとは

リーダーシップは「ある目的に向けて人々に影響を与え、その実現に導く行為」と定義されます。

リーダーシップについてはよく「生まれつきリーダーシップがある人がいる」「リーダーだけがリーダーシップを発揮すればよい」などと誤解されることも多いですが、実際にはリーダーシップは誰もが獲得することができるスキルであり、近年では特に役割や肩書に関係なくすべてのビジネスパーソンに求められるスキルと考えられています。

しかし多くの組織では、本来リーダーシップの発揮が期待されている社員が自分自身の業務の遂行のみに注力してしまっており、そのため組織としての成果が最大化できていないという状況が起きてしまっています。

 

リーダーシップ研修について

リーダーシップ研修について

リーダーシップ研修は、リーダーシップが職務上必要とされる対象者に対して、知識やマネジメントスキルなどを習得させるための研修を指します。ここからはリーダーシップ研修についてご説明いたします。

 

リーダーシップ研修の対象社員

リーダーシップには2つの役割があります。それは、結果を出すための「 目標達成 」と、個人の力を最大限に引き出し組織の力を最大化させる「 集団維持 」です。リーダーシップ研修は、この役割が必要となる人材に対しての研修を言います。

リーダーシップ研修の対象者でもっとも多いのは、主任や係長などのリーダークラスであり、次いで課長や中堅社員となっています。世の中の企業の多くが組織の中でチームを率いる役目をもつ人材に対して「リーダーシップ研修」を実施しています。

 

管理職対象の研修

もっとも企業ニーズの多い研修が、新たに管理職として登用された、新任管理職に対しての研修です。また、既に管理職でリーダーシップ能力が不足している、もしくはその能力に自信の無い人材も対象となります。新任管理職研修の目的は「環境変化、役割変化などに応じた期待・求められるものへの理解」が軸になります。さらに管理職に求められる「管理職としての意識改革」と「部下の管理能力、育成力」を強化する必要があります。これらの研修を受け、定期的な振り返りを実施することが重要です。

 

中堅社員対象の研修

近年のリーダーシップ研修では、中堅社員を対象に実施される機会が増えています。主にこれからリーダーの役割を任される次期リーダー候補、もしくはその可能性のある人材が対象となります。「自らがリーダーとしての自覚を早めにもって欲しい」「次世代リーダーの育成も視野に入れ、人材育成を強化したい」などの企業側の思いがあります。

 

リーダー候補対象の研修

リーダー候補とは次世代のリーダー候補であり、「将来の経営者候補」とも言えます。リーダーでも管理職でもなく、企業経営を担う重要なポジションへの就任を想定された人材のことを指します。近年では、次世代リーダーを若手社員の中から選抜し、リーダーシップ研修を受けさせるなど、早期発掘・育成のための取り組みをおこなう企業が増加しています。

 

リーダーシップ研修の目的

リーダーシップ研修を実施するにあたって、具体的に以下のような目的が考えられます。

 

「リーダーシップ」について理解する

「そもそもリーダーシップって何?」と考えてしまう人も少なくないようです。一般的には「先頭に立って皆を引っ張ること」という認識がありますが、実はそれだけではありません。ひとことでリーダーシップといってもその種類はとても多く、語る人の数だけ種類があるとも言われています。

例を挙げると、カリスマ型や変革型と呼ばれるリーダーシップや脇役に回ってフォローをするリーダーシップ、感情に働きかけることで結束力を高めるリーダーシップなどがあります。ほかにも多種多様なリーダーシップが存在するため、これまでイメージしてきたものとは違う印象を受ける人も多いでしょう。

日頃リーダーシップの種類について考えたことがなかった人も、研修に参加して学ぶことで理想のリーダー像を見出すことが可能です。

 

リーダーが担うべき役割を認識する

まずは組織においてどのようなことが求められているのかを認識するという目的があります。企業の中で自身はどのような位置にいて、リーダーとしてどのような行動が求められているのかという基本的な役割を認識させます。

リーダーの役割としては、ビジョン設定、人材育成、意思決定の3つがあります。以下でそれぞれ説明いたします。

 

  1. ビジョンの設定

リーダーは「どのような成果を出さなければならないのか」ということをしっかり定める必要があります。またリーダーはどのような状況であっても「こういうチームを作っていきたい」「こういう世の中にしていきたい」という強い意志を示さなければなりません。そうすることで、同じチームの仲間が同じ方向を向いて業務に取り組むことができます。このように一体感を持ったチームは結束力が強く、生産性が高くなるため、リーダーはビジョン設定ができるように研修を実施します。

 

  1. 人材育成

リーダーは目標や方向性を決めるだけではなく、部下やチームメンバーが目標達成に向けて業務に取り組めるよう関係性を構築しなければなりません。一人ひとりに対して、主体性や当事者意識を持って行動してもらえるように働きかけることが必要です。また、さまざまな変化に対応できる能力を身につけてもらうよう指導することも重要です。 

部下やチームメンバーを育成することも役割の一つです。

 

  1. 意思決定

リーダーは、世の中が今後どのように変化していくのか分からない中で、進むべき方向性を決めなければなりません。そして戦略や計画を実行へと移し、決めた内容が正しかったかどうかを振り返り、軌道修正を図る必要もあります。昇格すると意思決定の機会は増え、またそれぞれの決定の難易度も増していきます。 リーダーとして意思決定をするということも重要な役割であるため、強い意思決定能力が求められます。

 

リーダーに求められる事業推進力を身につける

一般社員と管理職では、仕事の進め方が異なります。リーダーは自分個人の仕事だけではなく、複数のメンバーの仕事内容や状況を把握する必要があり、その管理も必要です。組織を管理するにはどのような方法があるのか、どのような工夫が必要かなどを具体的に学びます。

 

リーダーに必要なコミュニケーション力をつける

加えてとても重要なのがコミュニケーション能力です。受講者はこれまでにも後輩指導や同僚・取引先などとのコミュニケーション経験はあるでしょうが、リーダーには部下や組織を動かすコミュニケーション能力が必要です。

 

研修でリーダーシップ向上を狙う場合のポイント

リーダーシップ研修実施のポイント

実際に研修でリーダーシップ向上を狙う場合、実施に当たってはいくつかのポイントがあります。ぜひ以下のことを参考にしてみてください。

 

研修の目的や対象者を設定する

次世代リーダーの育成を目指すのか、または中堅社員や管理職のスキルアップなのか、目的に合わせて研修の内容を決定します。メニューは企業によってさまざまですが、変革型リーダー研修や次世代リーダー研修のほか、チームマネジメント力や現場マネジメント力の強化、コミュニケーション能力のアップを目的とする研修が一般的です。

また、近年は女性の管理職も増えてきているため、女性に特化したリーダー研修を実施している企業もあります。

 

研修の形式を定める

研修は、自社の会議室などに講師を呼ぶか、専門の研修会社に外部委託しておこなうことがほとんどです。先述のとおり、研修を実施する会社は多くのプランを準備しているので、そのなかから自社が必要とするリーダーシップに最適なメニューを選ぶとよいでしょう。

 

リーダーシップ研修の内容

リーダーシップ研修の内容

リーダーシップ研修の内容は、実施企業や委託する研修会社によってそれぞれですが、学ぶべきことは大まかには一緒です。ここではリーダーシップ研修の内容例を、いくつかのセクションに分けて見ていきましょう。

 

リーダーの役割について

  • リーダーに任せられる仕事
  • リーダーとメンバーの意思共有
  • メンバーの性質を知る

 

業務上のコミュニケーションについて

  • 人を動かす方法について
  • チームのモチベーションの高め方
  • メンバー間の考え方の違いについて
  • 人の考え方と行動パターンについて

 

メンバーへの指導について

  • 明確な業務指示の方法
  • 報・連・相の受け取り方
  • 効果的な褒め方や叱り方について

 

リーダーとしての業務遂行について

  • リーダーとしての仕事の進め方
  • メンバーの仕事の管理方法
  • PDCAについて

 

多くのリーダーシップ研修は以上のような内容で行われます。ぜひ参考にしてみてください。

リーダーシップ向上におすすめの研修3選

チームビルディング型サバイバルゲーム「サバ研」

「サバ研」は勝つためのフレームワークとして近年注目を浴びる「OODA LOOP」を体感しながら学べる日本初の体感型研修です。本研修では迅速な意思決定、臨機応変な対応が可能な組織作り、リーダー像を学ぶことができます。また、先行き不透明な中で道筋を作っていく思考回路を育みます。

サバ研の資料ダウンロードはこちらサバ研のお問い合わせはこちら

チャンバラ合戦-戦IKUSA

チャンバラ合戦KV

「チャンバラ合戦-戦IKUSA」はスポンジの刀で相手の腕についたボールを切り落とすというシンプルなルールで遊びながら学べる体験型研修です。

ただ戦うだけでなく、「軍議」を行ない、合戦を通して実践し、また軍議で振り返り、作戦を立て直すという流れになっており、合戦を通してPDCAサイクルが学べるのが特徴です。

チーム内に大将をつくり大将を討ち取る「大将戦」では、各チームで大将を決め、大将を中心に軍議を進めます。大将をすることで自軍を統括しなくてはいけない。まさにリーダーシップ性を体験から学ぶことができるのです。

より研修に特化した「体験型合戦研修IKUSA」プランもございます。詳しくは下記より資料ダウンロード・お問い合わせください。

チャンバラ合戦-戦IKUSA-の資料ダウンロードはこちらチャンバラ合戦-戦IKUSA-のお問い合わせはこちら

リモート探偵チームビルディング「リモ探」

「リモ探」はオンラインでできるリーダーシップ研修です。与えられた情報を整理・共有して、全員の力で真実に辿り着くことを目的としています。

制限時間内に解決すべき「あるミッション」が発生するところから研修スタート。参加者は大グループの中でさらに小グループに分かれ、各小グループはそれぞれ異なる情報が与えられます。小グループの中で情報を分析し、大グループに共有することを繰り返ししながら、全員でミッションクリアを目指します。

複数人で議論を行うので自然と議論を取りまとめるリーダーシップやファシリテーションを身につけることができます。

リモ探の資料ダウンロードはこちらリモ探のお問い合わせはこちら

まとめ

リーダーシップ研修

今回はリーダーシップ研修の目的や内容についてお話ししてきました。

企業の成長の鍵を握っているのが、各事業を引っ張るリーダーの存在です。より優秀なリーダーを多く育てることが、組織の活性化と業績アップにつながります。

社内の各事業のリーダーが十分にリーダーシップを発揮できるよう、効果的なリーダーシップ研修を重ねて、企業としての成果につなげましょう。自社で必要とするリーダー像を明確にし、有効な研修を行うことが大切です。

以下の記事では、リーダーシップ育成に最適なゲーム研修をご紹介しています。こちらもぜひ併せてお読みください。

リーダーシップ研修に最適なゲーム7選!「体感」で意識改革を図ろう

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