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2020 07.31

チームワークを高める目的や理由、方法など

横山悠大
チームワークを高める目的や理由、方法など

昨今は働き方改革や、ウイルスの蔓延による在宅ワークが急速に増えてきています。

在宅ワークには通勤時間がなくなることでの生産性アップや、満員電車でのストレスが軽減されるなど、労働者側に大きなメリットがあります。また、企業側から見ても通勤交通費の削減やオフィスを縮小できるなどのメリットがあります。こういったお互いがWINWINであるという背景もあり、在宅ワークが進んでいるわけですが、もちろんメリットがあるということはデメリットもあります。

では、そのデメリットとはなんでしょうか。こちらも複数デメリットがあります。例えば情報漏洩のリスクが高まったり、勤怠管理が複雑になったり、コミュニケーションが希薄になったりということなどがあげられます。

 

【関連記事】在宅・テレワークで希薄になった社内コミュニケーションを高める方法https://ikusa.jp/2020071410994/

在宅・テレワークで希薄になった社内コミュニケーションを高める方法!

どれも重要な観点ですが、企業が業績を伸ばしていくうえで一番重要なものはずばり「コミュニケーション」です。

そしてその「コミュニケーション」を高めていくことで、「チームワーク」が生まれます。今回はこの「チームワーク」という部分に焦点を絞ってお話しします。

 

最近社内のチームワークがうまく取れていない気がする、人間関係がぎくしゃくしている気がするなどのお悩みを抱えていて、改善したい!と考えている担当者の方にお読み頂ければ幸いです。

 

チームワークとは何か

ビジネスシーンのみならずスポーツやゲームなどでもよく耳にするチームワークという言葉。

よく聞く言葉ではありますが、実際にどのような定義ですかと尋ねられるとなんとなくは伝えられても、的確な答えを言える方は少ないのではないでしょうか。

まずはそのチームワークの定義からお話ししましょう。

 

チームワークとは

英語では「teamwork」と書きます。直訳すると集団で行う作業です。

辞書(三省堂 大辞林 第三版)で調べると¨チームの人々の統制のとれた共同作業。また、そのための団結力。¨

とあります。

もう少し詳しくご説明します。

チームワークとはおなじ方向に向かっているメンバー同士が互いの短所をおぎないあい、そして互いの長所を伸ばしあうことで一人ひとりの能力・結果の"足し算"ではなく、一人ひとりの能力・結果の"掛け算"で成果が生み出される力のことです。

 

「チーム」と似たような言葉に「グループ」という言葉があります。

組織行動学の観点からみると、このふたつは全く違う概念なのです。

前述した"足し算"の考え方が「グループ」にあてはまります。「グループ」とは同じ目的をもったメンバー同士の集まりです。目的の達成は個人単位で行われその効果を合算します。

それに対し「チーム」は個人の能力をメンバー同士で高めあいながら目的達成のために動きます。それにより"足し算"つまり、一人ひとりでは決してなしえなった、思いもよらない結果をもたらすことができるのです。

 

チームワークが企業にとって重要な理由

現代の仕事でひとりだけで完結する仕事はまずないのではないでしょうか。

そう考えるとメンバーや社員同士のコミュニケーションが必要不可欠になります。

(コミュニケーションロスを方法はこちら)

ここまでは皆さんご納得いただけるかと思います。

そしてその関わりある社員やメンバーがチームとなった時、大きい成果を出すためにはさらにコミュニケーションの量と質を高める必要がでてきます。

ここまできて初めてチームワークができてくるのではないでしょうか。

 

このチームワークがうまく発揮されることによって、互いの短所を補いあうことができるので生産性が上がります。その逆もあります。互いの長所を生かすことによって、これもまた生産性があがりますし、さらには得意なことを行うのでモチベーションアップにもつながります。

 

またチームで仕事をするということは互いに刺激しあうことにもつながります。

「同じ営業で同じ上司に指導してもらったのに、僕よりいつもいい数字を残している」や「あの先輩には○○の部分では勝てないから、僕の得意なこの部分で勝負しよう」といった考えも生まれます。

 

こういった相乗効果をうまく利用することにより企業の利益・売上に大きなインパクトを与えるからこそ企業にとってチームワークは非常に重要なのです。

 

チームワークが不足している場合のデメリット

チームワークが重要だという事は十分にお分かりいただけたかと思います。

続いて、チームワークが不足していることによるデメリットについてお話していきます。

デメリットとして、4つに分けて見ていきましょう。

 

生産性の低下

チームは、自分ひとりではなく、複数人の仲間で構成されています。「自分が少しさぼったくらいたいしたことないだろう」「誰かがフォローしてくれるだろう」という軽い気持ちで業務することにより、チームとしての力は半減してしまいます。本来、チームというのは全員が最大限の力を発揮することで、目標を達成することを目的としています。しかし、このように自分の能力を最大限発揮しない社員が一人でもいることで、チームメンバー全員最大限の能力を発揮することが難しくなってくるのです。どれだけ周囲のメンバーがフォローしようとも、どうしても生産性が下がってしまうことは、一目瞭然です。

 

また、チームになれ合いの気持ちが現れてしまうと、自然とチーム内での高め合いはなくなってしまうでしょう。そうすることで、チーム全体としての向上はもちろん、メンバー一人ひとりの個人としての成長もなくなってしまいます。結果、生産性は著しく低下することにつながります。

 

人間関係の悪化

何か目標を達成したときは、メンバー全員で喜び合い、メンバー同士を互いに称えあうでしょう。しかし、目標に届かなかった場合や失敗で終わってしまった場合はそう簡単にはいきません。

一人で業務にあたっているわけでなく、複数人のメンバーがいることで目標未達成・失敗への責任の所在がチーム全体にあることになります。このことから、チームメンバーは責任を他人に押し付けあうようになります。

自分は悪くないという気持ちから、互いの欠点を見つけ出そうとし、人間関係の悪化へとつながってしまうのです。

 

モチベーションの低下

チームの中に一人でも真面目に業務に取り組まないメンバーがいる、能力に大きな差がある、期日を守らないメンバーがいる場合、その人の業務をフォロー・カバーするために周囲のメンバーが自分の業務プラス他の人の業務までしなければならなくなります。その分の労力が必要になってくるのです。真面目に業務に取り組んでいるメンバーへの負担が大きくなってしまうのです。

しかし、チームというものは周りからの評価もチームとして行われます。目標を達成した場合は勿論、目標未達成の場合も「このチームは・・・」と評価されるのです。そのため、チーム内での不公平感に対して不満が出てくるメンバーが現れます。それによりモチベーションは低下していくでしょう。

 

チーム内での対立

チームとして業務を進めるにあたって、価値観の違いや意見の相違や対立は少なからず起こりえます。

勿論、一人ひとり価値観は違いますし、意見の対立は避けては通ることのできないことでしょう。しかしながら、チームメンバーを互いに尊重し強調し合うことで、ひとつひとつ解決していかなければなりません。

そうしなければ、日常的に価値観の相違や意見の対立による解決策を見出すことができなくなってしまいます。

 

チームワークを高めることによる効果

チームワークを高めることによる効果について、4つの観点から見ていきたいと思います。

 

生産性の向上が期待できる

チーム内での生産性向上により、最終的には企業全体の生産性向上が期待できます。

まず、チーム内で目標を掲げることにより、一人ではなく複数人で目標達成への方法を考えることができます。また、チームメンバーそれぞれの強みを生かした業務を分担して行うことで、効率よく業務を進めることができるのです。また、それぞれの苦手分野を全員でカバーしながら業務を進めることで、時間短縮ができ、更に効率的に業務が進みます。それだけでなく、クオリティの向上も期待できるでしょう。

チームワークを高めることにより、チームとして、また企業として、より短時間で質の高いものを作り上げることができ、生産性の向上へとつながっていくのです。

 

より良い人間関係を築き、個人・チームともに成長できる

チームとして、個々の苦手分野をそれぞれが補い合うことで、よりよい人間関係を築くことにつながっていきます。

チームメンバーは互いの苦手分野を理解し補い合い、全員で一つのものを作り上げていきます。そうすることで、メンバーと協力すること・メンバーを信頼すること・メンバーを尊敬すること・メンバーを互いにサポート、フォローすること・そしてメンバーを指導し高めていくことで、よりよい人間関係を築いていくことにつながるのです。

何か大きな壁にぶつかった際、メンバーでサポートし合い、補い合いながら進めていくことで、チームとしても個人としても大きく成長する事ができるでしょう。

 

モチベーションの向上

チームワークを向上することで、社員一人ひとりのモチベーションを向上させることも期待できます。

一人で黙々と業務をするよりも、チームで業務を進めることでモチベーションを高めることができます。チームで業務を行うことで、チームメンバーの意見を取り入れながら業務を進めていくことになります。一人で決められたものを作り上げるのではなく、チームメンバーと意見交換を行ったり、周りの反応を見ながら進めていくことになるのです。そのため、自分の得意分野でチームメンバーから評価をされたり、チームメンバーの頑張りを身近で見ることで、向上心の芽生えにつながるでしょう。

チームワークを高めることでの相乗効果によって、自分自身だけでなくチーム全体のモチベーションを高めることにつながるのです。

 

意見対立時の解決法を見出す力が身につく

チームとして業務にあたることで、避けられないのが意見の対立です。

元々価値観や習慣が同じ社員ばかりではないためです。それぞれが違う価値観を持っているという事は当たり前なことですよね。

それぞれの価値観を押し付けることなく、それぞれが一つの目標のために協力する、力を補い合うチームワークを大切にすることで、意見の対立を解決することができるのです。また、日常的にも、相手に寄り添い尊重し合い、解決法を見出す力が身につくのです。

 

採用効率のアップと離職率の低下

誰でもわかることかと思います。

A社かB社、どちらかで働かなければならないとします。

A社は非常にチームワークがよいため、生産性も売り上げも高い会社。

B社はチームワークが悪く、社員同士での会話はあまりありません。口を開いたかと思えばメンバーの悪口。

どちらの会社に入りたいですか。そしてもしその内情をわからずに入社した場合、どちらの会社なら続けたいと思いますか。

こういった噂は就活サイトやSNS、そして口コミから広がってしまうものです。

チームワークがよい会社とチームワークが悪い会社。どちらの方が採用効率がよく、どちらの方が離職率が低いでしょうか。

 

チームワークを高める方法

では、続いてチームワークを高める方法について見ていきましょう。

 

目標の明確化・見える化

チームとして一つのものを作り上げる上で最も大切な事が、目標です。一人で仕事をするわけではありません。ましてや価値観や考え方の違う複数人で一つのものを作り上げていくのです。

まずは、明確な目標を設定することが大切です。大きな目標を設定し、その中には具体性を持たせることが需要です。そのために、具体的な数値を定めることで、ゴールからの逆算ができ、効率的に業務を進めることができるでしょう。

最終目標だけでなく、中間目標を決めておくことがおすすめです。そうすることで、チームメンバー全員が足並みを揃えて精いっぱい業務にあたることができるでしょう。

また、設定した目標をチームメンバー全員が認識できるよう見える化します。

そうすることで、チームメンバー全員で同じ方向性で業務を進めることができるのです。

 

コミュニケーションの円滑化

チームワークを高めるうえで、チームメンバーが業務の状況を共有する、アドバイスできるくらいの円滑なコミュニケーションができるようになると良いでしょう。

コミュニケーションの円滑化を図るために、業務上だけでなく普段の挨拶から始まり、日常的にコミュニケーションをとる必要があります。チームメンバーを日常的に尊重し合うことが重要です。

 

また、チームメンバーとのコミュニケーション方法として、口頭での説明だけでは不十分な場合もあります。そう言った場合にも備え、ビジネスチャットや社内のポータルサイト、メール、社内のSNS等を利用することも一つの手段でしょう。

最近のビジネスチャットでは、文字だけでなくスタンプが使えるものもあるようです。文字だけでは伝わりにくい感情も伝わりやすくなります。円滑なコミュニケーションを図るための方法として、より良いものを選びましょう。

 

チームメンバーの役割分担

チームメンバーがそれぞれどの業務を行い、どのように進めていくのかを明確にしておきましょう。

チームでの業務となると、一人が業務を放置していても目標が達成することがあります。しかし、そうすることで他のチームメンバーへの負担は大きくなりモチベーション低下につながってしまうこともあります。また、生産性の低下にもつながってしまいます。

また、チーム内で役割が重なってしまい、無駄な業務ができていたということにもなり兼ねません。こちらも生産性の低下につながります。

 

こういったことを防ぐためにも、誰がどの業務をするのか。明確化しておく必要があります。

役割分担したら、チームメンバー全員がお互いの役割を認識できるように、全員で共有しておきましょう。

 

スキルの差が出すぎないチーム構成

チーム構成の際、チームメンバーにスキルの差が出すぎないようにすることがポイントです。

スキルの差が大きすぎると、高いスキルを持つメンバーはスキルの低いメンバーへのサポートが必要になってきます。そうすることで、高いスキルを持つ社員への負担が大きくなってしまうことがあります。

そうすることで、高いスキルを持つメンバーはモチベーションが下がってしまうことがあるのです。それだけでなく、スキルの低いメンバーも自信がなくなり「自分は足手まといになっているのではないか」と感じモチベーションが下がってしまう事につながりかねません。

チームメンバーが互いを意識し、互いに高め合えるチーム構成をすることが重要です。

 

取り組み事例

①社員旅行

GMOペパボ株式会社 企業公式サイトはこちら

企業情報

設立:2003110

所在地:東京

従業員数:単独 304名、連結 327名(201912月末時点)

事業内容:ホスティング事業、EC 支援事業、ハンドメイド事業

 

チームワークを高められる場所は、なにも仕事中のオフィスだけではありません。社員旅行を通じてチームワークを高めることもできます。

そしてその社員旅行を「無人島×謎解き脱出ゲーム」と内容にしたのです。

 

無人島ひとつを貸し切るという普段とはかけ離れた状況で、難しい謎にチームで挑戦することでチームでの一体感が生まれ、チームワークにつながるのです。

 

詳しくはこちら

  

②社内イベント

株式会社LIFULL 企業公式サイトはこちら

企業情報

設立:1997312

所在地:東京

従業員数:1,471名(2020331日現在、内、臨時雇用者数208名、海外子会社381名)

事業内容:不動産情報サービス事業・その他事業

 

社内のチームビルディングイベントで「リモートでできる謎解き脱出ゲーム」を行いました。

開催した目的は労いと激励、そして部署を超えたコミュニケーションを図るということでした。

前述した通り、仕事は部署を超えてつながりあうため、いつものチームとだけチームワークがあればよいというものではありません。

そこに目をつけて導入されました。

 

詳しくはこちら

 

最後に

これまで述べてきましたが、一人ひとりでは決してなしえなかった、思いもよらない結果をチームではもたらすことができることができます。

チームワークの最大の強みは、メンバーの苦手分野を互いにフォローし合い、メンバーの得意分野を十分に発揮することができることです。

 

チームワークを高めるためには、以下の4つの方法が重要だという事がわかりました。

 

  • 目標の明確化・見える化
  • コミュニケーションの円滑化
  • チームメンバーの役割分担
  • スキルの差が出すぎないチーム構成

 

チームワークの相乗効果では、企業の利益・売上に大きなインパクトを与えるからこそ企業にとってチームワークは非常に重要です。

企業の成長のためにも、社内でよりよいチームワーク形成をしていきましょう。

当記事をぜひ参考にしてください。

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